FAPS    FAPS サイドプレス スピーカースタンド 試聴室レポート 

2018年5月 試聴室で行ったスタンド比較試聴のレポートです

特殊形状のELAC BS314をサイドプレ・ススピーカースタンドにセットする



FAPS試聴室に都内にお住いの I様がお越しくださいました。
愛車には2種類のスピーカーが積み込まれていました。

一つは分厚いアルミ板一体成型された特殊形状の小型スピーカー、ELAC社のBS314。
ELACの小型スピーカーの中でも最高峰に位置付けられる高級機です。

もう一つは全世界40セット限定で発売されたStirling Broadcast社のLS3/5a v2(特殊ピアノブラック仕様)という珍品です。

2階の試聴室まで二人で持ち上げましたが、ELACの重さにはビックリしました。

I様は、当社のスピーカースタンドSKYモデルとARTISTモデルを比較試聴を希望されてのご来訪でした。
I様は、既に国産のマグネシウム系の高級スピーカースタンドをお使いでしたが、音質と耐震性に不満を感じておられました。

FAPSのサイドプレス スピーカースタンドとの組み合わせについては、以前から大変に興味があったものの、BS314の特殊な形状から無理と思われていました。
ELAC BS314     Dynaudio Contor S1.4LE

しかし本ホームページの「お客様の声」で紹介されているディナウディオ社のコンフィデンスC1スピーカーContor S1.4LEの事例をご覧になり、
ひょっとすると同じように使えるのではないか!?との気持ちが芽生えたそうです。
そう思うと矢も楯もたまらなくなり、実際に確認しよう!と遠路お越しくださったのです。

実は私も聴いたことがないスピーカーとの出会い、うまくいくだろうか?とウキウキした気持ちでお迎えいたしました。

お昼過ぎに始まった真剣な試聴タイム、激しい雨が降り出したことにも気付かないほどでした。
濃い内容のオーディオ談義も含め4時間超、終わったのは夕暮れという熱の入った試聴となりました。

肝心のBS314のセッティングですが、最初はサイドプレスSKYプロモデルにセットしました。
側面押し座は長尺のプロタイプ110を使いました。

片側10分ほどの作業であっさりと終了しました。
不思議な見かけのセッティングとなりました。
押し座の上半分で支える形となりましたが安定性はまったく問題なし、上が膨らんだ特殊な形状故に落下もできません。
無理だったらスピーカーの上下を逆にと思われていたそうですが、正常な形でのセッティングができました。

サイドプレスにセットされたELAC BS314  サイドプレスにセットされたELAC BS314

I 様は聴き始めて直ぐにニコニコ。これは良い!! Vサインまで出されていました(笑)

サイドプレスにセットされたELAC BS314

他社スタンドとは別物の素晴らしい音だ! と感激されて、来てよかった!素晴らしいを連発されていました。

ELACがこんな音を出すなんて! と驚きを連発です。
重低音の風の動きを感じるような厚い低域、JET Vトィータの奏でる爽やかで抜けの良い高域、
スピーカー後方に雄大な音響空間が生まれています。もちろん見事な定位感です。
様々な音源を聴いて鳴りっぷりを確認しました。

ご愛用のスプリング式インシュレーター(鈴)も試してみました。
インシュレーター自体が動くのでスパイクとの接点は4点均一になります。
使った音質は、一言でいえば雑味が少なくなるという印象でした。



このスピーカーのオールジャンルに対応できる高い能力には、私も驚きました。
正直言うと、繊細だけどか細い箱庭的な音かな? と思っていた印象が完全に打ち壊されました。
セットで70万円程度の値付けは高すぎるのでは?という印象も消えました。
比較的大口径のウーハーもその威力も十分に発揮していました。
なるほど!!  やるなELAC!

続いて々SKYスタンドにStirling Broadcast社のLS3/5a v2(特殊ピアノブラック仕様)をセットします。
世界中で40セットしかないレアなスピーカーとのご対面です。
お馴染みの大きさの箱が見事なピアノブラックで仕上げられています。
背面の特別仕様のパネルも誇らしげです。

通常の箱型スピーカーすので、あっさりとセッティング終了です。
一連の作業は傍で見ていただき、時々ご自分でやってもらって、サイドプレス方式になれていただきました。
思っていた以上に簡単ですね! とのことでした。

Stirling Broadcast社のLS3/5a v2(特殊ピアノブラック仕様)

出てきた音の印象は、最新型の現代の新しい音という感じはありません。味のある音です。
以前に聴いた初代のロジャースLS3/5aに近い音というか、表現に似たような印象を持ちました。

 

二つのスピーカーからは今までより明らかに優れた音が出てきているとのこと。
まったく変な誇張がなく、耳に優しい素直な音だと感心されていました。
お持ちくださったインシュレーターでの組み合わせも試聴され満足いく結果に納得されていました。
I 氏はこのLS3/5a用のスタンドとしてサイドプレスを考えていたのですが、BS314にしようか悩み始めました。

次は、デザインがお好みというサイドプレスARTISTに交換しての試聴です。
試聴スピーカーはBS314になりました。
ARTISTモデルはSKYモデルよりも小振りなので押し座は標準添付のプロ85押し座が使用できました。

サイドプレスARTISTプロモデルの乗ったELAC BS314

サイドプレスARTISTプロモデルの乗ったELAC BS314  

当日はSKYモデルにAE-1 Classicを乗せたの当社システムの音もお聴きいただきました。
AE-1がこんなに音楽的な音を出すのは初めて! 他のショップでは聴いたことがない素晴らしい音だ!とべた褒めでした。

ご希望のすべての組み合わせでたっぷりと比較試聴されたあと、SKY、ARTIST共に満足されどちらにするか悩まれました。
そして選ばれたのが、ARTISTプロモデルでした。
内声部の表現に長け、長時間のリスニングに向いた音質、デザインが好みとのことでお求めくださり、愛車に乗せてお帰りになりました。

中身の濃いオーディオ談義も含め、本当に楽しくひと時でした。

     FAPS 志賀 記