トールボーイタイプのスピーカー パイオニアのS-A7-2 試聴レポート
T-TOPスタンドをトールボーイタイプのスピーカーでお使いになられたU様のユニークなレポートのご紹介です。
スピーカーは、パイオニアのS-A7-2というものです。
サイズは、奥行き315mm×横幅230mm×高さ1000mm、質量30kgの標準的な大きさのトールボーイです。
T-TOPでトールボーイ・・・・この想定外の組み合わせには流石に心配になりました。
しかし、どうしても試してみたいというU様のご希望もあり、貸出しを行いました。
一般的な組み合わせではありませんが、興味ある結果が出ていますのでご紹介させていただきました。
スピーカーは、パイオニアのS-A7-2というものです。
サイズは、奥行き315mm×横幅230mm×高さ1000mmのトールボーイです。
分解能は、とても高いのですが、音場再現が全然ダメで聴いていてつまらなく感じていました。
お貸し頂いたT-TOP、早速パイオニアのS-A7-2を載せてみました。
スピーカー本体が30Kg程度あるためかスパイク3点支持でも結構安定しています。
(同時に貸し出してもらった機器スタンドはサイズが合わず無理でした)。
これで底面に穴を開けてボルト止めしてやれば、そう簡単に倒れることはなさそうです。
ただ、やはり高さがある分リスニングポイントを上げるか、
スタンドを20cmくらい切り詰めて低くする必要があると感じました。
音質ですが、載せて音出しした瞬間に違いが分かります。
音場再生はどちらかというと苦手なスピーカーのはずなのに、
左右定位どころか奥行きさえ感じられる。なんなんだコレは・・・
実家に1セット送りつけて、片っ端から古いスピーカーを載せてみたい衝動に駆られました。
なるほど、FAPS様が古いYAMAHAの大型で遊ぶのが楽しくなってしまう気持ちがよく分かります。
T-TOPが来る前は正直言って常用のブリロンに戻したくて(トールボーイが邪魔で)しょうがなかったのですが、
T-TOPに載せてからというものブリロンの代わりにメインで使ってもいいかなくらいに思えるようになってしまいました。
あっというまに1週間過ぎてしまいました。
T-TOPから降ろすのが何だか惜しいです。
とりあえず予定通りトールボーイの持ち主が来て一緒に試聴したのですが、
あまりの変化に言葉を失っておりました。
少し低いサイズで注文をお願いしたいと言っていました。
T-TOPは幅さえOKなら何でも載せられるので、試しにCDPとアンプを乗せてみました。
ベッドに腰掛けた状態で手を伸ばすと機器が丁度良い高さに来ます。
それになんと言ってもカッコイイ!
載せた機器も全くぐらつかず安定しています。
私は大型SPは持ってませんが、
機器スタンドとしてT-TOPを導入すればソース側のメカニカルアースも解決できそうな気がしてきました。
落ち着いたら改めて導入を検討したいと思います。
返品承知で快く貸出しをOKしていただき本当にありがとうございました。
FAPS
T-TOPを使って出る音については、ほぼ予想通りの結果になったと思っています。
床に直置きされるトールボーイタイプや、
置き台が使われることが多い大型ブックシェルフタイプのスピーカーは、
床面から高く上げるほど明快な音が得られる傾向があります。
天板を廃したT-TOPスタンドは更に音抜けが良くなります。
床から隔離され、共振も減少することにより、
音源の肥大化もなくなり、結果として音の定位感が増し音場再現の向上に結びつきます。
今回の結果は、これらが有効に作用したものと思っています。
特注についてですが、ベース部分の寸法を変えるような大幅な変更はお受けできませんが、
縦支柱の長さ変更程度でしたらお受けできる場合がありますので、ご相談ください。
納期に1ヶ月程度の余裕をいただければ、特注費用もわずかですみます。
T-TOPスタンドを機器スタンドに使うのは非常に効果的だと思います。
操作時の安定性を考えると前方に2本の支柱を持ってきたほうが良いでしょう。
メカニカルアースが確実なのは勿論ですが、放熱性も抜群でケーブル類の取り回しも楽になります。
機器スタンドして使用した場合の参考例
(機器付属のインシュレーターを外して直置きした方が良いケースもあります。)