●側面圧迫保持座は密着性のある硬質ゴム製です。使用状況によってはゴム跡が付きます。
・非移行性の硬質ゴムを使用していますが、長期間使用しているとゴム跡が付着することがあります。
スピーカーの表面仕上げにより異なりますが、乾いた布等で擦れば比較的簡単に落とすことができます。
・高温、多湿の環境で使用した場合、スピーカー塗装面に密着し塗装が剥離する可能性があります。
・新品の表面塗装仕様のスピーカーで使用する場合は、時々押し座を外して密着を防いでください。
・光沢塗装が施されたスピーカーに使用すると接触部分の光沢が変わる可能性があります。
・へアイライン加工等の表面凹凸処理が施されたスピーカーに使用すると溝部分にゴムが付着する可能性があります。
(※ 台所用のサランラップを押し座接触面に使うと防止できます)
・スピーカーを直射日光が当たる場所にセットした場合、スピーカーボックスの塗装が紫外線焼けを起こして退色することがあります。
この場合、側面圧迫部分は当初の塗装色が残っているため丸い痕跡が見えることがあります。
直射日光下でのご使用はお避けください。
●スパイク使用上の注意
・付属するスパイクは先端が非常に鋭く作られています。手足、指等に刺さらないように十分に注意してお使いください。
・床面及びスピーカー底面には、鋭角スパイクが刺さり、傷が付きます。必要に応じ木製ボード、黒檀ブロック等をご使用ください。
(注)床面スパイクの受けとして石材や硬質金属インシュレーターのご使用は、音質的に好ましくありませんのでお避けください。
●サイドプレススピーカースタンド、使用上の注意事項(定期点検)について
本スタンドはボルトとナットの締めつけにより、スピーカー及び各部品を取り付ける構造となっております。
このため使用時のスピーカー振動に伴い、ネジやナットの緩みが発生いたします。
締めつけが緩んだまま使用・放置した場合は、部品のビビリ音が発生したり、スピーカーが落下し破損する可能性もあります。
スピーカーがスタンドから落下した場合の、スピーカー・機材・床面等の破損、怪我等は保証の対象外となっております。
ネジ部の緩みについては日頃からご注意の上、定期的に各部品のセッティング状態を確認し、増し締めを行うようにお願いいたします。
(1)部品取付状態の点検頻度
・外観的に異常がない場合であっても、1ケ月に一度以上の頻度でスピーカー等の取付状態の確認を行うようにしてください。
・スピーカーの入れ替えやスタンドの移動を行った場合には、必ず各部の取付状態の確認と手直しを行ってください。
(2)点検方法と確認方法
・スピーカーを前後左右に押したり揺すった場合に、スピーカーが動かず押し座がきちんと接触しており、
ネジ部の緩みがなければ正常です。
・スピーカーがずれたり、押し座面や各部品の締めつけにガタが認められる場合は、増し締め後に再確認を行ってください。
(3)スピーカーのずれ落ちの要因
以下のような要因が絡み、使用中のスピーカーの振動によりスピーカーのずれ落ちが発生する可能性があります。ご留意ください。
・セッティング時の側面押し座の押しつけ力が不足していた。
・スピーカーが左右に傾いて取り付けられたため、使用中にスピーカーが動き、結果的に押しつけ力が弱まった。
(スピーカー取り付け後は必ずスピーカーを前後左右に揺すり、傾きやガタがないことを確認してください。)
・押し座部分の馴染み、ゴム収縮等により側面押し座の押しつけ力が低下した。(定期的に確認してください。)
・室内暖房等によりスタンドが温まってスタンド本体の熱膨張が起き、側面押しつけ力が低下した。
・その他
(4)自重受け座位置について
・自重受け座位置は、スピーカーの重心より手前(スピーカー前面寄り)に設置してください。
万が一スピーカーがずれた場合でもスピーカーはスタンドに尻もちをつくような状態となり落下を防げることがあります。
・重心位置より後ろに自重受けがある場合は、スピーカーは前方に落下し、破損する可能性が大きくなりますのでご注意ください。
●発錆について
弊社スタンドは鉄製のため錆が発生することがあります。 錆が発生しやすい個所と対処法をご説明いたします。
@スパイク先端部:使用半年ほどで必ず錆び始めます。 ※CRCで磨いて除去。酷い場合は紙やすりで研磨
A支柱溶接部近傍:溶接時に加熱され酸化しているため錆が出てきます。 ※タッチアップペンにて補修塗り
B側面押し座取り付け穴:押し座軸やナットで塗装が剥離し錆が出てきます。 ※タッチアップペンにて補修塗り
Cネジ穴各所:金属面のままなので錆が発生足します。 ※CRCで磨いて除去
D側面押し座鉄キャップ:変色、表面の荒れが出ることがあります。 ※放置またはタッチアップペンにて補修塗り
E使用に伴い発生する当て傷、塗装剥離等。 ※必要に応じタッチアップにて補修
●セッティング時の注意事項等について
スピーカーの音を生かすも殺すもセッティング次第です。
どんなに高価で高性能のスピーカーであっても、セッティングがいい加減な場合はその特性を発揮することができません。
弊社のスピーカースタンドの取り扱い説明書には、セッティングの具体的方法が記載されていますので是非参考にしてください。
(1)部品類の緩みがないことの確認! ロックナットの使用は必須です!
側面押し座、スパイク等のネジ部品には必ず所定の場所にロックナットを使用してください。
ロックナットを使わない場合はネジ部のガタから必ず不要な響きを発生させています。
(2)必要な空間の確保 スピーカーの左右、後方には十分なスペースを!
スピーカーを狭隘な場所に押しこむようなセッティングでは、まともな音は出せません。
ブックシェルフという名前通りに本棚等にセットしたケースの音質は最悪です。
スピーカーの発する空気振動を素直に伝えられる空間が必要です。左右・後方は壁等から最低でも30cm以上の離してください。
可能であれば、スピーカー後方は壁から1m以上離すことをお勧めいたします。
(3)スピーカーケーブルはスタンドから離す!
デザインを優先しスタンド支柱内にケーブルを収納するタイプのスタンドがありますが、音質をまったく無視した製品と言えます。
スピーカースタンドは、外面も内面も音を出している時は、振動の嵐になっています。
ここにスピーカーケーブルを接触させると、ケーブル内部にも振動が伝わり著しく音質を劣化させます。
スピーカーケーブルは必ずスタンドから離してください。
●製品の保証について
・通常の使用において支柱の折れ、溶接部の破損が発生した場合は、無償修理または交換いたします。
・スパイク及び押し座によるスピーカー・床面の傷及び塗装等の損傷は、保証対象外とさせていただきます。
・スタンド本体・部品の発錆、支柱ネジ溝の破損は、保証対象外といたします。
・設置作業中・地震・事故等による転倒、スピーカー脱落等で発生した人身・機材等への各種損害は、対象外とさせていただきます。
・出荷確認印のないものは、保証の対象外となります。
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